何でかわからないけど、とにかく自分の家が貧乏で格下だと言って
しかもそれが物凄く気にしてる偽コンプレックスな男が居た。
本当のコンプレックスなら絶対に口に出さないだろうけど、
そいつは事あるごとに「どうせ俺の家は～…」と延々と愚痴る。
しかも本当にたいした事じゃない、家の格なんて関係ないことでも言う。
例えば私の使ってるベッドは普通のベッド、
彼の家のはパイプベッド。
たったこれだけの事で「所詮俺の持ち物はお前の持ってるものよりも下だ」とグチグチ。
友達の靴下がどっかのブランドだかなんだかで、彼が三足千円だったら、
それでも「あいつは金持ち、俺は所詮貧乏な家の生まれ」とグチグチ。
付き合う前はこんな事おくびにも出さなかったので、
「甘えられてるのかな」って思って最初は嬉しかったんだけど、
一度これが始まると、何十分にも渡って
「そんな事無いよ」「A君は～～持ってるじゃない」「大して値段なんて変わらないよ」などなど
必氏で、氏に物狂いで慰め、彼を持ち上げ続けなければいけない。
そうしないと物凄く不機嫌になるか落ち込んでうつむいてしまうから。
だから一緒に買い物にも行けなかった。
「これかわいいな～」とか言うと、値段を見て
「お前の家は金持ちだから、値段を見なくても欲しいとか言える」
ブランド物の店のショーウィンドウを見て「こんなもんお前の家にはゴロゴロしてるだろ」
そしてまた数十分（ｒｙ
当然服や持ち物にもチェック入って、どんな安物でも
「お前の家ではこんなのが普段着」とか絡んで来てまた数十分（ｒｙ
結局会ってる時間の殆どを彼の慰めタイムにつぎ込んでて、いい加減疲れた。
もう口をきくのもいやになって別れを切り出したら
「俺が三流大卒で零細企業でカロゴンで実家が商店でボロアパートで筋肉無くて…………………
だから別れたいんだろっ！」
って言われた。
ｳｻﾞかったんで「あーそうですよ！」って言ったら「最低だな！氏ねよ！」って言われた。