大学２年生の時の冷め話。 
私は大学の近くに一人暮らし。実家は電車で２時間強。 
彼は学生寮暮らし。実家へは飛行機がなきゃ行けない。 

付き合って初めての私の誕生日。彼と過ごしたかったけど前日(土曜)の夕方、急に彼が「実家に帰らなきゃいけなくなった、誕生日に間に合わない」と言うので 
明日は日曜だし、一人でケーキ食べるのもつまらないしで、私は急遽地元に帰ることにした。 

夜ごろ地元に到着。集まってくれた友達とケーキ食べながら０時を迎え、盛大に祝ってもらった。 
仮眠をとって日曜の昼に一人暮らしの部屋に戻る。 
と、私の部屋の前に体育座りしている人がいて、近づいてみたら彼。 

私を見るやいなや詰め寄ってきて 
・誕生日なのにどこ行ってたの？せっかく祝おうと思ってたのに… 
・実家へ行くのは嘘。０時になったら突撃訪問して驚かせるつもりだった 
・それなのに留守！酷い！俺はずーっとここで待ってたんだぞ！ 
・地元に帰るならそう言えよ！言わなきゃわからないじゃないか！ 
・ケーキだってお前が好きなケーキにしたのに！待ちくたびれて俺一人で食ったからな！！ 
・あまりに悲しくて「今どこにいる？」って連絡することもできなかった！！！ 

…ということを支離滅裂に叫びながらぐぉんぐぉん泣き出した。 
ドア周辺の壁や床には生クリームがベタベタ付着していたし、彼も白髭状態。 

私も何も言わず留守にしたのは悪いかもしれないけど、ドン引きすると同時に冷めてしまった。