心に溜まってしまった毒を吐き出させてください。 

結婚して東京から地方へ転勤してから旦那はたちの悪い酒乱になった。 
酔うと暴力的になり、妊娠6ヶ月の時は子供が入ったお腹を蹴られて救急車を呼んだときもあった。 
酔って帰ってくる旦那が怖くて臨月のある日ドアのカギを開ける手がとまってしまった。 
ぶたれると思ったらどうしても旦那を家に入れることが出来ずにガンガン叩かれるドアの前でうずくまってた。 
そしたら金属を切るのこぎりで旦那がドアをギコギコ開けて入ってこようとした。 
ものすごく怖くてパジャマのまま財布とコートだけ持って 
裏の窓（当時一階に住んでた）から逃げて夜の交番まで走って逃げた。 
臨月のお腹が重くて息が苦しくて赤ちゃんごめんねごめんねってずっとお腹に謝ってた。 
ど田舎だったから町の目抜き通りも街灯が消えてて真っ暗で 
交番についても誰もいなくて黒電話が「緊急用」って書いて置いてあったから 
受話器をとったらすぐ繋がって旦那以外の人間の声が聞けただけで 
涙鼻水何から何まで全部出て嗚咽で良く話せなかったけどすぐに交番にいくから 
そのまま待っているように言われてでもいつ旦那が通りに飛び出してくるか 
怖くて怖くておまわりさんの机の下に隠れて待っていた。ものすごく寒くてぶるぶる震えてた。 
ただただお腹の赤ちゃんと生き抜く！としか思ってなかった。 
これは6年前のことです。 
出産の翌年に東京本社に異動になり、地元に戻ったら旦那の酒乱はぴたっとやみました。 
暴力もふるいません。今ではいたって普通の人間です。 
でも絶対に忘れられないのです。 
一生忘れたくても忘れられない日々です。普通ならば一番幸せであろう 
妊娠出産の時期は地獄の思い出です。今でも悪夢になって出てきます。