436: おさかなくわえた名無しさん 2009/09/28(月) 00:12:57 ID:GcognSTa
流れぶった切ってすまんが投稿する。 

俺は最近になってふと体の事が気になり、運動でもするかと思った。 
やっぱり運動って言えばランニングとか水泳か?と色々と考えてたら、テレビで格闘技の番組がやってたんだ。 
で、「趣味程度にやるならいっか」と思ってボクシングジムに通い始めたわけなんだが… 

そこの会長もトレーナーの人も良い人で、本気でボクシングやってる人にも、エクササイズ気分でやってる人にも 
よくよく丁寧に教えてくれてた。 
でもそこに通ってる若造が一人いて、そいつがまた嫌な奴なんだ。(以降Dとする) 
ちょうど大人のジム生や会長達がいなくなる時間を見計らうかのようにやってくる。(その時間帯は中学生から高校生ぐらいまでしか集まらない) 
事ある事に、金を貸せだの(ただし帰ってこない)ジュースを買ってきてくれだの。 
これだけならまだかわいいもんかもしれないが、中学生を相手にリングにあがれと言い、一方的に殴りだす始末。 
周りが非難しようとしたりすると、「会長達に言ったらお前らわかってるよな?」と脅しだす。 
ちなみにそいつは高校を卒業している。その時間帯に集まる中では年長。 

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しかしこんなに横暴してるのに何故誰も反抗しないか? 
平気でそんな事する奴なんだが、実力はあってマジで強い。 
その時間帯以外にもいることがあるが、大人を倒してた事もあった。(ただし16オンスのグローブでスパーリング) 
そんなある日、ジムに新しい子が来た。その子、女の子でまだ高校に入ったばかりの子。 
正直めちゃくちゃかわいかった。それに目をつけたのかDは入ったばかりの女の子にリングにあがれと言い出した。 
その瞬間俺は 
「はぁ!?お前頭おかしいのか!?ネジがとれちゃってるみたいだな!クズだクズだとは思ってたけど、ここまで終わってるとは思わなかったわクソッタレヤロー!!」 
と、本当はもっともっといろんな事を言ったんだが、まあ大体こんな感じで啖呵を切ってしまった。 
そしたら案の定騒ぎだすD。 
「なんだコラーーー!!テメェ誰に向かって口聞いてふじこーーーーーー!!!!」

438: おさかなくわえた名無しさん 2009/09/28(月) 00:31:45 ID:GcognSTa
俺はその瞬間内心(やっちまったー/(^O^)\)な事になってたが心とは裏腹に 
「なんだお前リングに上がれって?リョナ好きかよ気持ちわるい。市ね」と更に罵倒。 
多分リョナの意味はわかってなかったと思うが、市ね←この言葉に完全にお怒りになられました。 
リングに上がれと言われて上がる俺。足ガクブル。 
まあ俺のヘタレな試合内容なんか詳細書いても仕方ないから省略するけど、途中から殴られすぎてわけわからんようになってたわ。 
で、その場にいた全員がDを止めに入って、俺鼻血もでるわ口から血もでるわ。 
ふと見たらDも鼻から血だしてた。それ見て(あれ、俺って結構強い?)とか思っちゃったけど後で鏡みてそんな事もないと思ったorz 
ただでさえ負けるのに3歳も差があるから余計きつかった。家に帰っても親に心配は掛けたくないから、 
「今日は白熱したわーwwwマジ格闘技おもしろいwww」とか言ってごまかした。 

で、顔の腫れも引かぬまま休まずに次の日にはまたジムに行った。 
そしたらまた中学生をリングにあげてイビってた。マジでどんだけクズなんだと。 
俺が来た事に気づいて、また顔を真っ赤にしてた。そして動揺りだす。 
(まだあちこち痛いし、正直やりたくねーよ~…orz)とは思いながらもプライドと意地が邪魔してまたグローブをはめた。

439: おさかなくわえた名無しさん 2009/09/28(月) 00:32:42 ID:GcognSTa
とその時、ジムの入り口の扉が開いた。すると先日俺がかばった女の子が入ってきた。心なしか怒ったような表情。 
そしてその女の子の後ろからは、身長180後半は確実にあるんじゃないかと思うくらいの男の人が入ってきた。今まで生きてきた中で生で見て一番背の高い人だと思う。 
するとその人が「じゃあ先輩。その子らの指導ばっかりしてないで、僕の指導もお願いできますかね?」 
周りにいた生徒も俺もDも「???」状態。少しの沈黙の後Dが 
「ふ、ふざけんな!部外者はでていけやふじこーーーー!!!」と叫びだすとその大きい人が 
ちなみに今日の朝一に会長にお会いして、入会金も払って入会済みです。と一言。顔にあせりの色が見えるD。 
周りにいた生徒達も、「Dさんwwwwいつもの強気はどこいったんすかwwwまたいつもみたいにチャチャっとやっちゃってくださいよwww」とあおりだす。 
心強い味方ができてうれしいのはわかるがそれはそれで格好悪いな。と思いつつも俺も「そうっすよ~wwww」 
周りの押しに負け、結局リングにあげるD。 
その後の出来事はマジでヒドかった。俺達が全員(15人ほど)で止めに入ったくらい。 
大きいにいやんがDをボコボコにしながら「俺に妹をいじめようとしたんだろォー!!?この程度で済むと思うなよコラーーふじこーーーー!!!」 
しばらくして何とか収まりが着いたが、次の日からDはパッタリとこなくなった。 
その後数日は来てた女の子のお兄ちゃんも「んじゃ、いなくなったみたいなんでやめます」と一言。 
会長もやっとDの所業を耳にし、「次にまたもう一度きても二度といれんわww」と言っていた。 

変な文な上に長文になってしまってスマソ…けどめちゃくちゃスーッとしたから書いてみた。 
ちなみにそのおにいちゃん、格闘技は一切未経験だったらしい。あとDとひとつしか歳が変わらないと聞いた時はケツ浮いた。でけえ…

引用元: 胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(82)