811: 名無し物書き@推敲中? 2005/03/11 23:16:54
87 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 05/03/10 18:10:28 ID:rhcv9JmA0 
自分の話。社会人になったばかりの頃、営業先から会社へ戻るためにバス停で並んでいると、 
バイオリンケースを持った4~5歳ぐらいの女の子と母親やってきた。教室に行くところらしい。 
「ママは今日はどうしても一緒に行けないの。お迎えには行くから、ね。」「ヤダ。ママもいっしょにきて。」 
「○○停留所って言ったら『運転手さん、降ります』って言えばいいのよ。」「デキナイヨー。」と半ベソ状態。 
その様子をボーっと眺めていると、母親と目が合った。 
「すみません。○○停留所まで行かれますか? 
そこで降車ブザーを押してこの子を下ろして頂きたいんですけど。」と声をかけてきた。 
○○はちょうど自分も降りるところだったので、「いいですよ。」と返事をした。 
「お兄さんが一緒にバスに乗ってくれるんだって。よかったね。」と母親が言うと、 
女の子はケロっと泣き止んで、ニコニコしながら自分の手を掴んできた。 
そうしているうちにバスがやって来た。 

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車中、女の子は人懐っこく、子供らしい他愛もない話を延々としていた。 
そして○○停留所について一緒に降りた。 
「ここからはひとりで行けるんだよね?」と尋ねると、 
「うん。だけどーおにいちゃんもいっしょにきて。」と言うと自分の手をぐいぐい引っ張った。 
ここで泣かれても困るし、母親の話では徒歩で5分程だと聞いていたので、 
バイオリン教室まで付き合うことになった。 
歩きはじめて3分ほど経った頃、自転車に乗った警官とすれ違った。 
警官がチラっとこっちを見た。目つきは鋭かった。よくよく考えてみれば、かなり怪しい自分。 
平日の昼間にスーツ姿の男が幼女の手を引いている。(実際は引っ張られてたんだけど) 
兄妹には見えないし、親子にも見えないだろう。 
背後で自転車のブレーキの音。そして、ポンポンと肩をたたかれ、 
「ちょっとよろしいですか?」・・・・・・あとは察して欲しい。 
疑いは晴れたが、結局それが原因で会社も辞めることとなった。 

ちなみに自分はそっちの趣味は全くない。 
ここで疑われたらそれはそれで後味悪くてスレ的にはいいかもしれんが。