614: ('A`) 2004/05/24 00:19:00 ID:zEHQtS4k
ウチの父親は洋食嫌いな人だった。
でも、母が作るペペロンチーノのことはよく誉めていた。
でも決してペペロンチーノとは呼ばず、辛い油ソバと呼んでいた。
久しぶりに両親のことなど思い出して、少ししんみりしてしまった。
自分は今、両親と離れて暮している。年にそう何度も会えない。
日曜日によく父が「昼メシは油ソバにしてくれ、辛いやつ」なんて
新聞を広げながら母に言っていた当たり前の日常が、今はなぜかとても遠く、いとおしい。
でも、母が作るペペロンチーノのことはよく誉めていた。
でも決してペペロンチーノとは呼ばず、辛い油ソバと呼んでいた。
久しぶりに両親のことなど思い出して、少ししんみりしてしまった。
自分は今、両親と離れて暮している。年にそう何度も会えない。
日曜日によく父が「昼メシは油ソバにしてくれ、辛いやつ」なんて
新聞を広げながら母に言っていた当たり前の日常が、今はなぜかとても遠く、いとおしい。
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思い出しながら、腹が減ったことに気付く。
せっかくだからペペロンチーノを作ろうと思い立った。
鷹の爪がないから七味トウガラシを炒めた。すぐに焦げて黒くなった。
オリーブオイルがないからサラダ油で炒めた。ニンニクもない。
パスタもないから「みんなのヤキソバ(商品名)」で作った。
ヤキソバの粉ソースが残ってしまうから麺に振り掛けた。
辛いだけの油っぽいヤキソバが出来た。まずかった。
仕方ないので、焼いたトーストに挟んで誤魔化しながら食べた。
高校の時、パシらされたことを思い出した。
「ヤキソバパン買って来い」ありがちだ。
買って来たら、不良が食べ終わるまでじっとして次の指示を待たなければいけなかった。
「うえまじいなこれ。お前にやるわ」
床に落ちた不良の食い残しのヤキソバパンを、ありがたがって食べなければならなかった。
気付いたら、泣きながら辛いだけのヤキソバトーストを嚥下していた。
父ちゃん、母ちゃんへ 俺は元気です。
615: おさかなくわえた名無しさん 2004/05/24 01:14:00 ID:JtjjsC8n
>>614
つらい事あるかもしれない。でも俺は見てっから
つらい事あるかもしれない。でも俺は見てっから
引用元: (⊃д`) せつない想い出 その4 (´・ω・`)
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