488: 名無し物書き@推敲中? 2004/09/15 01:51:40
俺の友達の話。 

今年三十歳になった俺達は中学時代からの付き合いで、 
いっしょに釣りに行ったり、パチに行ったり、カラオケ行ったり、飲み行ったりしている。 

お互い彼女の居る時期や、今みたいに居ない時期もあったりしながらもなんだかんだ言って、 
「腐れ縁」状態で、周りに○モと思われるくらい良く一緒につるんでいる。 
で、ちょっと酒の席でのこと。 

俺はこの十数年、友達は単に「酒が強い」と思っていた。 
一緒に飲んで俺がべろべろになってもその友達は「ちょっとほろ酔い気分」程度。 

本人も「酒に飲まれちゃいけない」くらいのことを言うくらいのもんだった。 
その友達が一度だけ前後不覚に成る程酔っ払ったことがる。 

酒に酔った理由は話してくれなかっが、大体の想像はついたからこちらも聞かなかった。 
代わりに、酔わない理由を話してくれた。 

自分の父親が酒乱であること。酔ってすぐ、母や兄に、そして自分に暴力を振るっていたこと。 
それが原因で両親が、(自分の成人を待ったが)離婚したこと。を。 
自分の一人立ちを待ってくれた母親に、友達は深く感謝していた。 


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友達は言う 
「母親似の兄貴と違って、俺はオヤジの方に似ている。酔っ払ってお前(俺のこと)を 
殴ったりするような人間にはなりたくねえ」 

いつも楽しく飲んでいた友達が、そんな瑣末なことを気にしながら飲んでいたのか、と思い、 
同時に、そんな心情も知らずはしゃいで酒を飲んでいた自分が恥ずかしくも感じた。 

今もあるもんだか知らないが、殴ったり殴られたり、 
そういう昔のドラマのような友達づきあいもあるのかもしれないが、 
言葉と気持ち、お互いの存在で培っている、今の俺達と友達関係を、俺は嫌いじゃない。 


言葉足らずかも知れないが、刎頚の友だと俺は勝手に思っている。
 
面と向かって本人には言いづらいからここで書かせてもらいました。