586: 泣き蟲 2008/05/27 23:50:28 ID:6s76Rqu9
俺の体験談です。良かったら読んでみて下さい。 

骨髄移植をして社会復帰された方々をお呼びしての講演会に出席した。 
見た目は全然普通の人である。 

しかし、いつ再発するかわからない、という爆弾を抱えているのだ。 
それでも一般の参加者(私達)に比べとにかく元気で明るかった。 

曰く、「一度氏刑を宣告された身だから。」 
だからこそ移植が成功して、新しい人生を得た喜びは筆舌に尽くしがたい 
程の喜びなのであろう。 
毎日を大切に生きているのだと感じた。 

移植されて社会復帰し、なおかつ移植者同士が結婚したというお祝い 
セレモニーが開催された。 
2カップルの4名が移植から生還し結婚という新たな出発をしたのである。 

その2カップルがステージ上でケーキ入刀のシーンがあった。 
そこで何か歌を謡おうということになった。 
そして何故か私にマイクが回ってきたのである。 
(私が、バンドのボーカルであることを一部の人が知っていたので) 

実はそのセレモニーでの話を聞いていて、もう何度もウルウルしてしまい 
涙はそこまで来ていた。 
しかしここは一発、みんなの期待に答えねば男がすたる。 

でもいきなりでは歌詞も無いしオケも無いし、さてどうしようか? 
やっと思いつき、オケ無しで私は歌いだした。 

「絶え~間無くそそぐ愛の名を~永遠と呼ぶことが出来たなら~ 

言葉では伝えることがどうしてもできなかった 愛しさの意味を知る~ 

あなたを幸せにしたい~胸に宿る未来図を~悲しみの涙で濡らさぬように~ 

紡ぎ合い生きてる~~~」  HOWEVER  By GLAY 

みんな手拍子をしてステージを見つめる。 
幸せそうな2カップルはお互いに見つめ合い、ケーキに愛の印を刻んだのだった。 

後半は歌えなかった。もう涙でいっぱいいっぱいでした。。。 

どうぞ末永く お幸せに・・・

引用元: 【泣ける話】
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