34: 大人になった名無しさん 2005/04/13 01:27:18
今から二年前の三月、上司を事故で亡くした。 

親の病気で仕事を辞め、看病や家の中のことで疲れ切っていた俺に仕事を 
紹介してくれた友人がいた。 

その職場で知り合った人が彼女だった。 


当時二十歳だった彼女を見ていて、自分が不甲斐なく思えた。 
腰掛け同然に仕事をしていた俺と、年一つしか違わない彼女を較べて。 
(それは彼女が正社員だった、というのもあるからだろうが) 

そこそこに仕事をこなせるようになってから、本当にやりたい事の話もした。 

実際には医療関係の仕事に進むつもりだったし、学校に行くことも決めていた。 
その話の最中に彼女が「自分のやりたいことを優先して」と言ってくれたのを今でも 
よく覚えている。 

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その一ヵ月後、彼女は他界した。自動車同士の衝突事故だったそうだ。 
後悔した。悲しみよりも。
 
あの人のために働きたい。役に立ちたい。もっと話したい。 
そう思っていた矢先だった。 


一年前にその仕事は辞め、今は医療機関で研修中だが、後悔は一層強くなっている。 
あの時現場に居合わせていれば、彼女を助けられたかもしれない―と。 

彼女が戻ってくるわけではないけれど、少しでも多くの患者を救いたい。 
俺に道を示してくれた、彼女の言葉に報いる為に。 

俺が今ここにいられるのも、貴女のおかげです。 
ありがとう。ゆっくり休んでください
引用元: 昔見たり聞いたりした泣ける話を思い出し語ろう